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その時気になった ドラマ、小説、アニメ等の 創作小説を書いていくブログです。 や、ほんと初心者です。 皆さんの素晴らしブログの数々に 勉強させていただく毎日。 当然のことですが、upした作品は 公式の物とは全く関係ありません。 今後も生温かく見守って頂ければ幸いです。
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先日、夜中にやってた土曜
ドラマの一挙再放送に
つい捕まって寝不足気味の
さえこでございます。
こんばんは♪

ねむい・・・・(ρ_・).。o○・・

さてさて。
優しき暴君の後編です。
<続きを読む>から
どうぞ<m(__)m>


優しき暴君(空晶ver.)
後編


「ちょっと・・・どこの美術館よ。
ここは」

彼女のどこか呆然とした声が
前の方から聞こえる。

「美術館・・・・ですか」

コーヒーを人数分入れるのを
手伝うといって後ろを着いて
来ていたはずの彼女は、いつの
間にか、吹き抜け部分に作られた
壁一面、天井まで広がる
大きな窓を見上げていた。

(たしかにあまりマンションでは
見ないタイプかもしれないが・・・)

床は乳白色のタイル貼りだし
言われてみれば美術館の
エントランスの様に見えなくも無い。

「気に入っていただけましたか?」

グラスに入れた氷が5月の
暖かい日差しにカランと
涼やかな音をたてる。

「うん、綺麗な部屋だよね。でも
ちょっと意外」

(・・・・意外?)

目で意味を尋ねると彼女はどこか
はにかんだ様に笑った。

「何か、空也って【黒】のイメージが
有ったから。なんとなく、高級分譲
マンションのモデルルームみたい
なの想像してた」

全体的に白壁とコンクリートを
基調としたこの部屋も
ペントハウスと言ったところで
8階建ての7,8階を繋げた
メゾネットタイプだ。
・・・・それなら。

「そういう部屋なら渋谷に
有りますよ。会社が用意した
物ですが」

売上げが上位に入る数人にだけ
与えられるマンションの最上階。
あまり使うことの無い部屋だが
彼女の想像にはそちらの方が
近いのかもしれない。

「ちょっと待って。空也」
「はい?」

目を見張った彼女が、ずいっと
近づいてくる。

「・・・・その部屋って犬、飼える?」

(・・・・犬?)

「えぇ、確か禁止事項には
含まれていなかった筈ですが」

予想とは随分違った問いに
面食らう。

「良かった・・・。たまになぎさママ
が店に犬を預けにくるんだけど」

心底ほっとしたという風に息を吐く
彼女は本当に年齢相応には
見えない。

「私、犬って苦手なのよね・・・・」
「アレルギーといった物ではなく?」
「うん・・・」

眉根を寄せてしまった彼女は
本当に犬が苦手らしい。

「また預かった時はお願い
しても・・・いい?」

無意識か意識的にか、どちらに
しても、ねだる様な声音で
頼まれて俺が断れる筈も
無いのに。

「・・・・構いませんよ。じゃあ鍵を
お渡ししておきましょう」

どちらか早く帰ったほうが
面倒を見ることになるだろうから。

「え・・・・?だって場所とか
知らないわよ?」
「『この部屋』の鍵ですよ。ここ
でも犬は飼えます」
「…・・・ちょっと待って。会社の
マンションだけじゃなくてこの
部屋も分譲なの?」

ほとほと呆れた、といった様に
彼女は俺を見上げる。

「えぇ。この部屋は俺の後輩が
設計した物なんですよ。その
階段が気に入ったので」

指し示す指の先にあるのは
昼下がりの柔かい日差しに
照らされた白い螺旋階段。

「何だか・・・・うちの店にある
やつみたいね」
「えぇ。その階段が購入の
決め手、です」

―――生活の中に貴方を
思い出す物が欲しかった、と
言ったら笑いますか?

入れ終わったアイスコーヒーの
トレイを彼女に手渡しながら
囁けば期待通りに染まる頬。

「に・・・・2階に持っていってくるわ」

後ずさりしながら上へと向かう
彼女を苦笑いで見送る。
分かっているのだろうか、彼女は。
今、彼女のジャケットのポケットの
中に入っているのはこの部屋の鍵。

「空也」の部屋鍵ではなく
「俺」の部屋の鍵を渡した意味。

―――多分分かってないな。

直感でうっすらと気づいては
いる筈だが、そこまで深くは
踏み込まないようにしている。

「そうそう長い間、逃がしては
あげませんよ・・・?」

―――貴方が一度でも俺の想いを
受け止めてくれたのなら。

俺が貴方との線を壊すのが先か。
残り少ない俺の余裕が
枯れるのが先か。

どちらにしても、それはそう
遠くない先のこと───。


*********
自分の文才のへぼさに
絶望した!!Σ(T□T)
先輩ver.にくらべて
糖度低め。。。でしょうか?
第一、インディゴメンバー
出した意味がちまっとも
なかったような(゜ー゜;A

空也さんは2つくらい
部屋もってても
おかしくないよね!!っていう
お話でした。←え。

それでは!!最後まで
読んでくださって
ありがとう
ございました<m(__)m>

2010.5.6
-さえこ-

 
恋したくなるお題 配布 様より
微エロなお題
11. 優しき暴君
 

 


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